島田校長の
知っておくと得する!?面白英語知識
その3
コンビニ!?面白い英単語学習法
- 皆さんの近くにコンビニがあります。ここから英単語を考えてみましょう。 コンビニは正しい英語で何と言うのでしょう?
convenience storeですね。convenienceは「便利」という意味で、要するに便利屋です。便利屋とかよろず屋は、日本にも戦前から村や町にあって、一銭菓子から日用雑貨の全てを売っていました。
それが、装いを新たにして、アメリカからやって来たのでした。
- この語は、con-veni-enceという3つの要素からできています。
ほとんどの単語は漢字の熟語と同じように、2つまたは3つの要素からできています。日本語の表記が中国の漢字から来ているように、英語も語源はギリシャ語やラテン語から来ています。
上の例でいうと、con=共に、まとめる、veni=来る、ence=名詞 を表す意味を持っています。それぞれ、接頭辞(prefix)+語幹(root)+接尾辞(sufix)といいます。
- 物や設備など1ヶ所に(共に)持ってきて使用または売買すれば便利です。 これは名詞形ですから、形容詞は接尾辞が変わって、convenientになります。
- 似た例で、conventionがあります。
con=共に、vent=来る、ion=名詞形という意味で、人々が集まってくるー>「会議」という意味です。
- 同様にconferは、 con=共に、fer=運ぶ、考えをともに運ぶー>「相談する」「話し合う」という意味です。名詞形がconferenceで、やはり「会議」という意味になります。
- ferをたどっていくと、語源そのもので、ferry boatなどの言葉があります。
- differは、 di=離れて、fer=運ぶ、考えが離れていくー>「異なる」という動詞になり、形容詞はdifferent「異なった」です。
- suffer「苦しむ」という単語がありますが、suf、subという接頭辞は「下」を意味し、心の下の方でとなります。なんだか日本語の「忍」と共通していますね。
subway「地下鉄」も同じ接頭辞です。
- このように語源をたどっていくと、限りなく言葉の面白い連鎖が続きます。難しい言葉の迷路に入るのを避けて、ここでは、皆さんの知っている身近な単語にとどめておきましょう.
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- bicycleは、 bi=2つ、cycle=輪、ですから自転車になります。
- <bilingualは、 bi=2つ、lingual=言葉の、で「2ヶ国語の」または「2ヶ国語を話す人」になります。
bisexualは、 「両性体」または「男の役割も女の役割もする人」です。
biscuitは、長い船旅の保存食として「2度焼かれたパン」が原義です。
- villageは、 villa=家、接尾辞-age=年令、集合から、家々の集合体を表し、「村」になります。
milageは、mile=マイル、接尾辞-age=集合からー>「距離」。
cabbageは、cab=丸いもの、丸い部屋、接尾辞-age=集合でー>「キャベツ」。葉っぱがたくさん集まって丸くなっていますからね。
garbageは、garb=使ってダメになったもの、接尾辞-age=集合でー>「生ゴミ」です。今では分類して出さなくてはいけません。
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