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島田校長の
知っておくと得する!?面白英語知識
その2  

 

 


OA・OB・OL・OS、これ何のこと?

毎日の会話や新聞・雑誌によく出てきますね。Oの次のアルファベットを順に並べてみました。でも、これは何の意味、何の省略語か即座に答えられますか?
英語の分かる人なら、一番目はすぐに分かると思います。
      Office Automation
オフィスもパソコンなどでどんどん自動化、省力化されてきました。

OBは意外と語源が何だか知っている人は少ない。何と Old Boy の略です。
考えてみると言い得て妙です。どんなに年をとっても、同期生、同級生が集まると、ワイワイガヤガヤ、青春時代を語る少年になってしまいます。
では、女性は何と言うでしょう?
Old Girlと言われるとあまり良い感じはしないので、この言葉は使わないようです。
従って、OBは英国の私立の男女別寄宿学校卒業生から来たもので、必ずしも一般的に使われる英語ではありません。ただ、私がオーストラリアで教師をやっていた時代に、英国から伝統を継承している、日本でいえば聖心とか明治学院とかいうようなカレッジでは、Old Boy Association Roomなどと書かれた同窓会クラブルームがありました。

一般的な英語では、卒業生はgraduates、同窓生はラテン語から来たalumnus(単数)、alumni(複数)という特殊な言葉を使います。

OL、これは日本語のなかで一番活躍している言葉ですね。
  Office Lady、 和製英語としてもっとも響きの良い言葉のひとつですが、むろん英語にはありません。戦後、女性も職場で活動し出した頃、BG−Business Girlという言葉が広がりました。しかし、これは、商売女という連想が働くので、Office Girl−OGに変わりました。これでも女性を見下げている言葉だということで、Office Ladyに変えるべきと宣言したのは『女性自身』でした。それ以来、これが定着し広がりました。
この言葉は、むろん外国では通用せず、英語ではWorking Womanと言います。

OS、パソコンの基本の言葉です。
  Operating Systemの略で、かのビル・ゲイツが完成させたものです。
今では、世界中の90%のパソコンの中に組み込まれるまでになっています。

このように、毎日目にする省略語がどんな意味なのか、考えるのも面白いことです。

 

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